哲学史・哲学者概説書
『図説・標準 哲学史』貫成人(新書館)
筆者の優れたセンスによってコンパクトに2ページから4ページほどで(デカルトは8ページ、カントは10ページ)多くの哲学者の説や思想の重要な点が「図」も加えられて、わかりやすく正しくまとめられている初学者・入門者向けの哲学史。
『哲学マップ』貫成人(ちくま新書)
『はじめての哲学史 強く深く考えるために』竹田青嗣、西研(有斐閣アルマ)
フォアソクラティカからポスト構造主義やリバタリアニズム、タレスからデリダやロバート・ノージックまでの様々な哲学者、哲学の潮流が要点をわかりやすくコンパクトにまとめて、問題点も含めてアクチュアルな問いとして解説された哲学史。
『哲学の歴史』新田義弘(講談社現代新書)
簡潔で明解な思想の展開を捉えた哲学史入門のスタンダード。
『西洋哲学史 古代から中世へ』『西洋哲学史 近代から現代へ』熊野純彦(岩波新書)
2006年に出版された日本の哲学史のニュー・スタンダード。
『西洋哲学史』今道友信(講談社学術文庫)
古代から現代までの哲学全体の流れを不足なく理解出来る日本の哲学史のスタンダード。
『反哲学史』木田元(講談社学術文庫)
ニーチェとハイデッガーの「反哲学」の視点からフォアソクラティカからニーチェまでの哲学という知の構築物、特にソクラテス、デカルト、ヘーゲルを批判的に見直した哲学史の新定番。
『現代の哲学』木田元(講談社学術文庫)
ニーチェの「神は死んだ」とした世界の価値体系の崩壊を起点とする現象学、実存主義、構造主義、ヒューマニズムなどの紹介と考察。
『ガイドブック 哲学の基礎の基礎 「ほんとうの自分」とは何なのだろう』小坂修平(講談社プラスアルファ文庫)
『そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで』小坂修平(談社+α文庫)
『哲学者群像101』木田元(新書館)
古代ギリシャのタレス、ピュタゴラスから近代のスペンサー、ニーチェまでの101人が、マイナーな哲学者も含めて、思想と作品が1〜4ページで簡明に紹介されている。哲学史全体を見てどのような哲学者がいるかを知り、どの哲学者を学びたいかを考えるきっかけとして最適な入門書。
『フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へ』岡本裕一朗(中公新書)
『現代思想入門 グローバル時代の「思想地図」はこうなっている!』藤本一勇、清家竜介、北田暁大、毛利嘉孝、仲正昌樹(PHP研究所)
「現代思想のベーシックス」であるフランクフルト学派、ポスト構造主義、リベラリズム、カルチュラル・スタディーズとポスト・コロニアリズム、それらの思想、人物とタームなどをこの本は明解に紹介している。
『現代思想ピープル101』今村仁司(新書館)
『現代思想の教科書』石田英敬(ちくま学芸文庫)
『ニッポンの思想』佐々木敦(講談社現代新書)
吉本隆明と蓮實重彦(70年代)からニューアカ(80年代)、宮台真司と大塚英志(90年代)、東浩紀(ゼロ年代)までの日本の思想や論壇を時代状況を踏まえながら明確に簡潔に俯瞰する。
『ポスト・モダンの左旋回』仲正昌樹(作品社)
『日本哲学の最前線』山口尚(講談社現代新書)
哲学書概説書
『哲学の古典101物語』木田元(新書館)
『すっきりわかる! 超解「哲学名著」事典』小川仁志(PHP文庫)
『哲学の名著50冊が1冊でざっと学べる』岡本裕一朗(KADOKAWA)
『世界の哲学50の名著 5分でわかる50の名著シリーズ』T・バトラー=ボードン(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
哲学用語集
『現代思想を読む事典』今村仁司(講談社現代新書)
800ページの分量で現代思想と現代哲学、現代文化の様々なタームやスクール、人物が網羅され解説されたニューアカ的読む哲学思想事典。
『術語集 気になることば』中村雄二郎(岩波新書)
『思考の用語辞典 生きた哲学のために』中山元(ちくま学芸新書)
『読む哲学事典』田島正樹(講談社現代新書)
『哲学キーワード事典』木田元(新書館)
『すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典』小川仁志(PHP文庫)
『哲学用語図鑑』田中正人、斎藤哲也(プレジデント社)
『現代批評理論のすべて』大橋洋一(新書館)
『現代思想フォーカス88』木田元(新書館)
哲学事典
『岩波 哲学・思想事典』廣松渉(岩波書店)
『概念と歴史がわかる 西洋哲学小事典』生松敬三(ちくま学芸文庫)
『現代哲学事典』山崎正一、市川浩(講談社現代新書)
『語源から哲学がわかる事典』山口裕之(日本実業出版社)
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