保坂和志の小説論(としての小説)リスト

■『アウトブリード』(河出文庫)

■『小説修業』小島信夫、保坂和志(中公文庫)

■『書きあぐねている人のための小説入門』(中公文庫)

■『小説の自由』(中公文庫)

■『小説の誕生』(中公文庫)

■『小説、世界の奏でる音楽』(中公文庫)

■『遠い触覚』(河出書房新社)

■『試行錯誤に漂う』(みすず書房)

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村上春樹の解説書と研究書

『村上春樹 イエローページ』加藤典洋(幻冬舎文庫)

村上春樹作品を「不動産鑑定士のように」詳細に読み込んで、作品の構造、キーになる概念やアイテム、謎の部分、背後にあるものを解き明かす。1では著名な「鼠幽霊説」が述べられている。

『村上春樹は、むずかしい』加藤典洋(岩波新書)

村上春樹作品の文学的達成や新しさはどこにあるのか?『1Q84』までの作品を時代背景や文学状況、またヒントとなる思想、物語の構造などを踏まえてわかりやすく分析する。

『村上春樹論集 Murakami Haruki study books』加藤典洋(若草書房)

『ふたりの村上』吉本隆明(論創社)

戦前から文学を読んできた著者が、ある種異端だという意味を含めて日本を象徴する作家となった村上春樹と村上龍とその本質と魅力、そして現代をまともに正面突破で論じていく。

『謎とき 村上春樹』石原千秋(光文社新書)

『風の歌を聴け』から『ノルウェイの森』まで物語の深層にある意味や謎の部分を豊富な知識によって解き明かしていく。

『村上春樹12の長編小説 1979年に開かれた「僕」の戦線』福田和也(廣済堂出版)

福田和也氏によるポエティックな村上春樹レヴュー。

『村上春樹を読みつくす』小山鉄郎(講談社現代新書)

『もういちど村上春樹にご用心』内田樹(文春文庫)

『1冊でわかる村上春樹』村上春樹を読み解く会、神山睦美(KADOKAWA, 中経出版)

『ユリイカ2000年3月臨時増刊号 総特集=村上春樹を読む』川本三郎、鈴村和成、宮脇俊文(青土社)

『ユリイカ2011年1月臨時増刊号 総特集=村上春樹 『1Q84』へ至るまで、そしてこれから』福田和也、斎藤環、市川真人(青土社)

村上春樹の文学論とエッセイ

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知識人の書いた読書論の名著ブックリスト

■『本を読む本』モーティマー・ジェローム・アドラー(講談社学術文庫)

■『読書について 他二篇』アルトゥール・ショウペンハウエル(岩波文庫)

■『読書と人生』三木清(講談社文芸文庫)

戦前〜戦中の気鋭の哲学者、三木清が自身の文学と哲学などの読書遍歴、どのように読書をするか、読書の効用、読書から学問や知識、知恵をどのように学ぶか、西田幾多郎やハイデッガーから学んだ時の思い出などを書いた読書論集。

ひとたび読書し始めるならば、落ち着かない心も落ち着き、憂いも忘れられ、不運も心にかかることなく、すべて読書に好都合な状態が生ずるであろう。いやいやながら始めて、やがて面白くなってやめられなくなる場合が多い。先ず読書することから読書に適した気分が出てくる。ひとたび読書の習慣を得れば、習慣があらゆる情念を鎮めてくれる。(p.113)

■『読書について』小林秀雄(中央公論新社)

■『思考のレッスン』丸谷才一(文春文庫)

■『死ぬほど読書』丹羽宇一郎(幻冬舎新書)

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