『分野別ベーシック2000語 話す英語の単語力』日本レキシコ(語研)

『分野別ベーシック2000語 話す英語の単語力』日本レキシコ(語研、2001年3月)
基本単語習得のための最高クラスの教材!!
”基本的なキーとなる単語が聞き取れていれば日常会話は成立する”、という志向で書かれた日常会話で実際に使う基本的なヴォキャブラリー2000語を覚えることを目的にした単語集です。
全体の構成は15の大きなテーマに分かれます。テーマは人体や感情・思考・性格などの「人間」からはじまります。次に、家族や社交などの「人間関係」ファッションや料理・住居・時間・数といった「日常生活」コミュニケーションや道具の使用といった「行動する」といった具体的な行動に入って、経済や金融関係のヴォキャブラリーの「マネー」、職業・雇用・企業関係の言葉の「ビジネス」といった経済活動に関する語彙に続きます。そして、医療・薬品・フィットネスといった「健康」やスポーツ・アート・トラベル関係のヴォキャブラリーが取り上げられた「レジャー」、教育・学問・宗教の「文化」のような福利厚生・文化関係の内容に移ります。そして、最先端の「テクノロジー」とそれをとりまく「環境」、「交通・運輸」を経て、「政治」「国際関係」「司法」の問題にまでが取り上げられます。
テーマによって分けられていることで単語を関連づけて覚えることができます。
ページの構成は、テーマの中の小テーマが2ページか4ページで構成さています。9~13ほどの単語がひとつのページで取り上げられ、ページの左側に単語と発音記号、カタカナのふりがなが載っています。右側には日本語訳と例文、関連する語や表現が載っています。
CD一枚付属で、テーマの紹介のナレーションが入る以外は、見出し語の発音がひたすら収録されています。発音はネイティヴの男性と女性で普通のアメリカン・イングリッシュで聴きやすい発音です。発音はナチュラルスピードで、単語間の時間の間隔も早めです。
この本の特徴は、英語の習得や英会話に絶対に必要な日常的で基本的な単語が掲載されていることです。後半の「テクノロジー」や「環境」「国際関係」も難しい単語が紹介されているわけではなく、平易な単語が紹介されています。どこに分ければいいかわからない単語を便宜的にテーマに分けているだけで、紹介されている単語は後半でも日常で必要な基本的なものです。本当に日常会話で必要な単語が見事にセレクトされています。教材のクオリティーは高いです。
僕のオススメの勉強方法は、CDに合わせて英単語の発音をしながら、日本語訳を目で追っていくことです。これを一日20分やります。
何回か通してやって、ある程度単語の意味を覚えたら、CDだけを聴いて意味を考えたり、それもできるようになったら単語のナレーションの後を追ってリピートします。
英語から長く離れていて単語を忘れてしまっている方、基本的なヴォキャブラーの習得量が足りなくてスムースに英語のテクストが読めない方にオススメします。
Goodbye!! See you again!!