『一冊目のフランス語 CD付き』川口裕司(東洋書店)

『一冊目のフランス語 CD付き』川口裕司(東洋書店、2008年9月)
初級フランス語のはじめの一冊であり最後の一冊!!
フランス語初学者が一冊で初級フランス語をマスターするように作られた文法中心の入門書。
レッソンは20あって、ひとつのレッソンは8ページで構成されています。最初の見開き2ページはダイアローグで左側にフランス語のダイアローグ、右ページに単語とダイアローグの日本語訳が載っています。残りの6ページはダイアローグで取り上げられた文法事項が解説されて、練習問題が挿入されます。
男性名詞/女性名詞や冠詞から接続法や条件法などの叙法まで解説されます。
CD1枚付きです。冒頭のアルファベトと発音についての解説、各レッソンのダイアローグと聞き取り系の問題のナレーションが収録されています。ナレーションは若いネイティヴの男性と女性が行っています。単語のナレーションが付いていないののが残念です。
この本の特徴は、文法の解説だけではなく、ダイアローグや単語集などにより、単独でフランス語の基礎を習得できることです。
しかし、初心者にはダイアローグが長く難しいので挫折する可能性があると思います。それに単語をただ表にされても最初はなかなか覚えにくいと思います。それに、文法の解説とあまり丁寧ではないと思います。
大学の外国語の授業や語学学校で勉強するならこういう総合系のテキストでもいいと思います。ですが、大学のテクストタイプの総合系の教材は独学には適していないし学習効率が悪いと思います。僕は、発音/文法/単語などを個別の教材で勉強していくことをオススメします。
Au revoir!! A bientôt!!