『英語のリスニングは発音力で決まる! UDA式30音練習帳』鵜田豊(ジャパンタイムス、2004年10月)
「発音ができないとリスニングはできない」というポリシーで書かれた、12日間で英語の発音を習得するための教材です。前半の7日間は、発音記号ひとつひとつの練習を丁寧に行って英語の発音を口に覚え込ませます。後半の5日間はイントネーションや音の変化、文の発音の練習を行います。
前半の「英語の口を覚える7日間」では、まず1日目に「口まねトレーニング」があって、2日目以降、個々の発音記号を練習していきます。それぞれの発音記号の練習のページは、「発音のポイント」と発音時の口元の写真、口の断面図のイラストが掲載されていて、「発音記号を単独で2度か3度発音→単語を発音の最小単位に解体して発音→単語を発音→別の単語を3つ発音→例文を発音」というかたちで発音を練習します。それぞれのDayには、発音とリスニングのテストがあります。
後半は、母音と子音のバランスや英語の音の共鳴させ方、イントネーションや文の中でのアクセントを口まねをすることで習得していきます。Day12はリスニングのテストになっています。
発音はアメリカン・イングリッシュです。
僕はブリティッシュ・イングリッシュが得意なんで、いまいちリスニングテストができませんでした。
『英語耳』や『英語舌のつくり方』とは違った教材で発音を勉強してみたい方にオススメです。
巻末には付録として、オーストラリア英語、ブリティッシュ・イングリッシュ、南アフリカの訛りの解説があります。