『パンセ』ブレーズ・パスカル 著、前田陽一 由木康 訳(中公文庫プレミアム、2018)
ブランシェビック版を底本にした原書の再現を重視した訳の『パンセ』。
『パンセ(上・中・下)』ブレーズ・パスカル 著、塩川徹也 訳(岩波文庫、2015)
第一写本と第二写本を研究した上で読みやすく書かれた訳の『パンセ』。豊富な解説、索引、用語集が付けられている。
『パスカル』野田又夫(岩波新書)
パスカル解説の古典的名著。前半はパスカルの生涯を私生活、科学的業績、キリスト教思想、哲学の変遷とともに述べる。後半では人間の「みじめさ」と「偉大さ」、生得的な「悲惨」と「気晴らし」、神の存在の「賭け」など重要な思想が鮮やかに解説される。
『パスカル『パンセ』を楽しむ 名句案内40章』山上浩嗣(講談社学術文庫)
パスカルと『パンセ』の哲学が様々なテーマによって分類され、数学的思考や生活法から神学や生死の思想まで『パンセ』の思想が筆者によって分析・解釈され、見事に再構成されている。
『パスカルにおける人間の研究』三木清(岩波文庫)
戦前の気鋭の哲学者が実存主義や唯物論の影響から独自の人間論としてパスカルを読む。
『NHK「100分de名著」ブックス パスカル パンセ』鹿島茂(NHK出版)
「人生の選択と幸福」「虚栄や自我」「間暇と生きがい」「神なき不幸と気晴らし」というテーマで現代の実例を挙げながらパスカルの思考を有効に活用できるようにやさしく解説する。
『人と思想 パスカル』小松摂郎(清水書院)
前半ではパスカルの時代と生涯、後半では「幾何学の精神と繊細の精神」「考える葦と思考の偉大さ」「気晴らしと不幸」といったパスカルの思想が解説される。
« Pensées » de Blaise Pascal, Folio Gallimard
ミシェル・ル=グラン版の『パンセ』。
« Pensées » de Blaise Pascal, GF Flammarion
ブランシュヴィック版の『パンセ』。
« Pensées » de Blaise Pascal, Livre de Poche
ジェラルド・フェレイロール編集『パンセ』。
“Pensées” by Blaise Pascal, Dover Publications
ブランシェヴィック版の英訳。
“Pensées” by Blaise Pascal, Penguin Classics
筆者の独自解釈による配列の『パンセ』。
“Pensees and Other Writings” by Blaise Pascal, Oxford World’s Classics
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