『ロンドン発!今どきのイギリス英語 ネイティヴのイギリス英語表現』キャサリン・フランセス、ディビッド・セイン(明日香出版社)

『ロンドン発!今どきのイギリス英語 ネイティヴのイギリス英語表現』キャサリン・フランセス、ディビッド・セイン(明日香出版社、2008年2月)
イギリスで今使われているリアルなスラングや口語表現を紹介!!
全体の構成は、「日常のひとこと」「気持ちを表す表現」「恋愛・結婚、男と女」「日常生活」「学生生活、若者ことば」「人に関する表現」「食べる、飲む」「社会生活」「日常の行為」「イギリス人とアメリカ人の会話」の各Chapterに分かれます。それぞれのChapterには6個ほどのSectionがありそこに表現やフレーズが収録されています。
本文のページの構成は1ページの上下半分でひとつの表現を取り上げています。それぞれの表現の項目では、まず取り上げる表現と日本語訳が紹介され「スラング度」と「アメリカで通じる度」が3段階で表示されています。次にAとBのひとつの発言づつのダイアログとその日本語訳があります。次に「解説」として表現の意味やニュアンス、それを使うシチュエーション、アメリカン・イングリッシュとの違いなどの解説があります。その下には「普通に言うと」として、スラングや口語ではない通常の表現が掲載されています。
Chapter 10の「イギリス人とアメリカ人の会話」では、まずいくつかの表現が提示され、その表現が使われた4つの発言のアメリカ人とイギリス人のダイアローグがあります。ダイアローグがブリティッシュ/アメリカンでの表現の意味の違いに驚いたり、コミュニケーションがすれ違いに終わる、というものがほとんどです。ページ下部には解説があります。
CD一枚付きで、ブリティッシュ・イングリッシュの男性と女性のネイティブ・スピーカーによるナレーションが収録されています。まず、取り上げる表現が読まれてダイアログが読まれてます。発音は普通のブリティッシュ・イングリッシュです。
「イギリス人とアメリカ人の会話」でのアメリカ人役は、アメリカン・イングリシュのネイティヴ・スピーカーです。
収録されている表現や単語、イディオムは、イギリスでよく使われているスラング表現、イギリス人の間で使われている独特の表現、若者の間で使われているカジュアルな表現です。特定の地域で使われている表現ではなくイギリス全土で使われている表現を取り上げています。
取り上げられている表現は、例えば、「Watchya!」「Tickey-boo!」「Lovely-jubbly!」「chippy」「get some zeds」「take the Mickey」「apple and pears」など口語的な表現やスラングばかりです。
基本的な英語力とブリティッシュ・イングリッシュの知識があって、さらにブリティッシュ・イングリッシュを深く知りたい方、留学や旅行を予定している方、イギリスの映画やドラマ、小説を理解したい方にオススメです。
Cheerio!! Pip-pip.