『魔法の発音!!ハイディの法則77』ハイディ矢野(講談社、2000年9月)
思い切ってカタカナ英語でネイティヴ発音!!
70の発音の法則が、各2ページ、左ページにミニダイアローグとポイント解説、右ページにフォローアップ・ダイアログという形で収録されています。
リエゾン、特に「t」や「d」のラ行への音の変化、そして音の省略を重視して、実践的な通じる英語を、個々の発音記号の練習をするのではなく、難度も例文を発音することで身につける教材です。発音については、発音記号は一切書かれていなくて、カタカナで書かれています。例えば、「But I」→「バライ」、「How about a」→「ハバラ」、「that」→「ダッt」「an apple」→「アナーポー」という感じです。
ある意味では最も最短距離で通じる英語を習得できる教材です。
リスニングや英語の深い理解のために体系的に発音を身につけるための教材ではなく、海外旅行等での会話のための実践的な通じる発音やフレーズをとにかく反復練習で覚えてしまうための参考書です。
また、この本の中心コンセプトになっているラ行に変化するリエゾンですが、「t」を強く発音するブリティッシュ・イングリッシュには適用できないと思います。
付属CDの発音もアメリカ英語で、流暢でカッコいいややラフなアメリカン・イングリッシュらしい英語を話したい方にオススメです。
Goodbye!!
Cheers!!